うつ病は大人と子供で接し方が変わる?大人と子供の違い

うつ病 接し方

 

うつ病の人に「頑張れ」は禁句だとされています。心の病気ですから、頑張ってどうにか克服できる類の病気ではなく、専門医の指導から少しずつ治していくしかないのです。

 

そこで大事なのが、うつ病の人に対しての接し方ですね。どうやって接するのが良いのでしょうか?

 

 

うつ病に年齢・性別は関係ない

 

うつ病 接し方

 

うつ病は年齢や性別関係なく、どんな人にでも引き起こされる可能性があります。大人であれば、その状況で周囲の人が感じる場合がありますが、問題は未成年のうつ病です。

 

統計的には、サラリーマンに代表される大人に多いとされていますが、少なからず子供でもうつ病は発症するのです。しかもそれが周囲が見ても気付きにくいというのが厄介な点です。

 

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思春期の子供は、体が子供から大人へと変わっていく段階であり、気持ちや考え方なども大きく変化していく時期です。その段階では、自分の周囲に広がる環境に嫌気が差してしまう場合もあり、学校に行きたくないと思う日もあるでしょう。

 

こうした心の変化があるので、うつ病との見分けが付かずに気付かないケースがとても多いのです。うつ病は、心の病気で勝手に治る類のものではありませんから、子供がうつ病になってても気付かずに放置されていては、どんどん悪化します。

 

 

子供がうつ病になったときに気をつけること

 

うつ病 接し方

 

子供がうつ病だと診断されたとき、周囲の人の接し方はとても難しいものになります。まずは、無理やり学校に行かしたり、嫌だと感じていることを強制させるのはいけません。

 

精神的に病んでいる状態ですので、無理やりの行動はさらにうつ病を悪化させる危険性があります。そのため、周囲の人の接し方としては、「相手のペースに合わせる」という基本的な立場を取り続けます。

 

そして何度も何度も確認をして、自分がどれだけ大切にされているかを分からせてあげましょう。すると気持ちも落ち着いてきますよ。

 

 

対処の難しい大人のうつ病

 

うつ病 接し方

 

子供のうつ病に対する接し方としては、周囲の人が家族などに限定されるので、まだ対処がしやすいとも言えます。

 

デリケートな時期なので、そういった意味では接するときに気を使いますが、範囲が限られているのが救いですね。

 

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ところが一見簡単そうに見える、大人のうつ病に関しては接し方が複雑なので、厄介だと感じている人が多いです。というのも、サラリーマンなど会社で働いている人は、自分がうつ病だったとしても、それで会社を休むわけにはいかないと働きます。

 

そして気付かずに、うつ病が悪化して最悪の場合は自殺という結果になってしまう場合も少なくありません。

 

 

大人のうつ病患者への接し方

 

うつ病 接し方

 

そこで、大人がうつ病になって診断されたときは、相手の希望などを極力重視しますが、会社に行かせるということはしてはなりません。

 

職場は行くだけで緊張常態が続くので、体はストレスを抱えます。それは知らない間に蓄積されていき、治る病気も治りません。

 

悪化させるような方向へ進まないように、家族や知人の接し方が治療に大きな役割を持つのです。大人になると、子供とは違う頑固になってしまう場合が多いものです。

 

患者のことを考えて接していても、それが「迷惑」だと意地を張ってしまい、周囲もお手上げの状態も目立ちます。

 

まずは、患者に対して「励ます」だけでも良いです。「そっか、そんなにツラかったんだね」というこの一言だけで、うつ病の患者は大きく励まされるようです。

 

 

うつ病の接し方は、相手が大人か子供かで大きく変わります。その人の状況や性格などを判断して、適切に行動していきたいですね。