うつ病診断はどのようにされている?2つのうつ病診断方法

うつ病 診断

 

何だかやる気が起きなかったり、朝から憂鬱な気分になる。そんな状況が突発的に発生したら、それはうつ病かもしれません。

 

うつ病は、外見で発見できるものではありませんので、本人や周囲からの話やチェック項目などを参考にして、総合的に判断をします。

 

ではうつ病の診断にはどういったものがあるのでしょうか?

 

 

米国の「DSM-C」が新しい診断として注目されている

 

現在のところ、うつ病に代表される精神疾患を診断できる決定的な調査方法は存在していません。

 

そのため、血液検査や画像検査等でうつ病を診断することが出来ないのです。

 

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うつ病だと決めるには、本人の状況と周囲の人から聞いた話などを総合的に判断して決めるしかありません。ただ、これでは見逃されるケースもありますので、万全ではないと言われています。

 

そこで、最近は米国の精神医学会によって発表された「DSM-C」と呼ばれる精神疾患の診断基準が用いられる場合が多くなってきました。

 

 

日本では2つの診断方法がある

 

うつ病 診断

 

とはいえ、現在の日本では「DSM-C」が導入される以前の分類や診断も同時に用いられており、DSM-Cだけではなく従来からの診断もしているのが現状です。

 

区別を分かりやすくするために、DSM-Cから以前にあった診断方法を、「従来型分類」という名称で分けています。

 

 

うつ病の診断で使われる「従来型分類」

 

日本に従来からある「従来型分類」による診断において、うつ病は「単極性うつ病」と「双極性うつ病」の2種類があるとされています。

 

単極性うつ病は、内因性と前づけされる場合が多く、はっきりとした理由が見当たらないことが多いのが特徴です。

 

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ただ実際にうつ病を発症させたきっかけがないというわけではありません。

 

たとえば転勤や転居、子供の結婚、離婚、近親者の死別など精神的なストレスがかかる事柄が影響する場合が多いとされています。しかし、これらは「きっかけ」であり全員がうつ病を発症するわけではありません。

 

 

双極性うつ病の特徴

 

うつ病 診断

 

もうひとつの「双極性うつ病」は、単極性うつ病とはちがい、何度も何度もうつ状態が押し寄せるタイプの病気です。そして問題は気分が落ち込むだけではなく、躁(そう)、つまり気分の異常な高揚感が続く時期もあるということです。

 

気分の落ち込みと高揚が交互に押し寄せるので、周囲の人を困らせてしまったりどのように接してよいか分からないという状態もあります。こうした変化は個人差が大きいので、双極性うつ状態なのか、それとも違うのか判断が付きにくいというのも特徴として挙げられます。

 

 

操作的分類と診断からみるうつ病の状態

 

うつ病 診断

 

日本で従来からある診断方法の「従来型分類」では、単極性や双極性のうつ病というもので変化を確認できました。

 

最近発表された、DSM-Cは、本人のみを診断対象としてチェック項目に記述してもらいます。そこからどんなタイプのうつなのかを判断するというものです。

 

 

うつ病の診断には、「従来型分類」と「DSM-C」の2種類が日本では採用されています。そこから診断される内容をチェックして、どんなうつ病のタイプなのかを判断するのが、現在のうつ病診断の現状です。